探求する生活
人は生まれてまもなくから、探求が始まります。顔を近づけると注視し、触れられるようになると握り、口に入れられるようになると味わいます。幼児期になると知的発達が著しく、それに伴って言葉を習得したり、使ったりする中で、身近な生活環境に興味を示すようになります。自分が感じた疑問を解決しようとしてみたり、身近な道具を使って物を作ってみたり、仕組みを知りたいと調べたり、それらの意味を探ろうとする欲求が高くなります。小さなことへの気付きや関心は、やがて豊かな展開へと広がり、共感、感受性、洞察力、客観性を育てる基礎となり自然、真理、社会、人間に対する関心を育てていきます。